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日本語・日本文化教育プログラムのカリキュラム

日本語・日本文化教育プログラム(Nichibun)では、日本語・日本の文化に関する講義を中心に学びたい交換留学生を対象に、日本語で行われる科目を提供しています。

- 原則として、本学入学時点で、少なくとも1年間は大学レベルでの日本語学習を終えていることが必要です。
- 日本語が母語でないこと。

特色

  1. 日本語科目は、学期毎に日本語能力に応じて初級前期、初級後期、初中級、中級前期、中級後期、中上級、上級前期、上級後期、超上級の9段階のレベルに編成し、きめ細かで丁寧な指導を行います。どの学習段階から始めるかは入学前に行うプレースメントテストによって決定します。
  2. 日本語科目には、《集中コース》と《選択コース》があります。《集中コース》は、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を総合的に修得する科目と、読解、文章表現、口頭表現、語彙の技能別科目から構成されています。学習段階ごとのパッケージで履修することで、効率よく反復練習し、学習の定着と能力の発展を図ります。《選択コース》は、文法、口頭表現、文章表現、読解、語彙の技能別科目のみで構成されています。数科目を自由に選択して履修することが可能です。
  3. 日本語による日本の文化や社会に関する「日本事情科目」や国際的な観点による「国際事情科目」および「日本語演習科目」を午後に提供します。
  4. 授業や学外実習を通じて、習字や生け花、茶の湯や神社の祭礼など、京都の地の利を生かした様々な日本の伝統文化を学ぶ機会も提供しています。
  5. 日本語で行われる日本語・日本文化に関する授業を中心に学びたい交換留学生は、国際教養教育院所属の「日本語・日本文化教育プログラム生(Nichibun生)」となります。(英語で日本の文化・社会・自然に関する授業を中心に学びたい留学生はグローバル教育プログラム生(GEM生)となります。)Nichibun生は、日本語プレースメントテストで良い成績をおさめ、十分な日本語能力があると判断された場合には、各学部・研究科で開講されている科目を履修することができます。(一部履修できない科目もあります。)また、グローバル教育プログラムが提供する英語による科目を履修することもできます。
  6. Nichibun生は、同志社大学の一般学生と同じ施設が利用できます。

カリキュラム・学年暦

科目・単位

2024年度<Nichibunプログラム>科目一覧

シラバス検索

https://syllabus.doshisha.ac.jp/
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科目概要

【日本語科目】
『日本語科目』の学習段階は9段階(初級前期・初級後期・初中級・中級前期・中級後期・中上級・上級前期・上級後期・超上級)設定され、きめ細やかな指導が行われるように学生数に応じてクラス分割が行われます。どの学習段階から始めるかは入学前に行うプレースメントテストによって決定します。1年以上の日本語学習経験者を対象とするもので、入門教育は行いません。各学習段階とも、「読む」・「聞く」・「話す」・「書く」の4 技能を総合的に修得する科目と、読解、文章表現、口頭表現、語彙の技能別科目から構成されています。大学での生活と学習に支障がないようにするために、効率よく反復練習による学習の定着と発展を図ります。

学習段階Ⅰ (初級前期)
≪ 対 象 ≫ 初級の基礎的な学習から始める者。
≪到達目標≫ 初級の基本的な文法事項の定着を図り、「読む」・「聞く」・「話す」・「書く」の4技能を伸ばす。基礎語彙1500 語、基礎漢字300 字程度の習得を目指す。

学習段階Ⅱ (初級後期)
≪ 対 象 ≫ 初級前半レベルの学習を終えた者。
≪到達目標≫ 初級前半レベルの文法事項の定着を図り、初級後半レベルの文法事項、および中級レベルへの橋渡しとなる文法事項の理解と運用力を養成し、「読む」・「聞く」・「話す」・「書く」の4技能を伸ばす。
基礎語彙2000 語、基礎漢字500 字程度の習得を目指す。

学習段階Ⅲ (初中級)
≪ 対 象 ≫ 初級の学習を一度は終えているが、初級の復習をしてから中級の学習に入ることが望ましい者。
≪到達目標≫ 初級の文法事項の定着を図り、中級の最重要文型約50 の理解と運用力を養成し、「読む」・「聞く」・「話す」・「書く」の4技能を伸ばす。基礎語彙3000 語、基礎漢字600~750 字程度の習得を目指す。

学習段階Ⅳ (中級前期)
≪ 対 象 ≫ 初級の学習を終え、かつ学習事項が定着している者。
≪到達目標≫ 中級の重要文型約100 の理解と運用力を養成し、「読む」・「聞く」・「話す」・「書く」の4技能を伸ばす。基礎語彙4000 語、基礎漢字800 字程度の習得を目指す。

学習段階Ⅴ (中級後期)
≪ 対 象 ≫ 中級前半レベルの学習を終えた者。
≪到達目標≫ 中級の重要文型約200 の理解と運用力を養成し、「読む」・「聞く」・「話す」・「書く」の4技能を伸ばす。基礎語彙6000 語、基礎漢字1000~1200 字程度の習得を目指す。

学習段階Ⅵ (中上級)
≪ 対 象 ≫ 中級の学習を一度は終えているが、中級の復習をしつつ上級の学習を行うことが望ましい者。
≪到達目標≫ 中級の重要文型約200 の定着を図り、上級の重要文型約50 の理解と運用力を養成し、「読む」・「聞く」・「話す」・「書く」の4技能を伸ばす。基礎語彙8000 語、基礎漢字1500 字程度の習得を目指す。

学習段階Ⅶ (上級前期)
≪ 対 象 ≫ 中級の学習を終え、かつ学習事項が定着している者。
≪到達目標≫ 中級の重要文型約200 の定着を図り、上級の重要文型約100 の理解と運用力を養成し、「読む」・「聞く」・「話す」・「書く」の4技能を伸ばす。基礎語彙10000 語、基礎漢字2000 字程度の習得を目指す。

学習段階Ⅷ (上級後期)
≪ 対 象 ≫ 上級の学習を行ったが、運用力をさらに伸ばすことが必要とされる者。
≪到達目標≫ 上級の重要文型約100 の定着を図り、高度な日本語の習得と運用力を養成する。基礎語彙10000語、基礎漢字2000 字程度の習得を目指す。

学習段階Ⅸ (超上級)
≪ 対 象 ≫ 上級の重要文型100、基礎語彙10000 語、基礎漢字2000 字程度を習得し、すでにかなりの運用力を有している者。
≪到達目標≫ より高度な日本語の習得と運用力の養成を目指す。

【日本語演習科目】
日本語総合演習A~E
学生の個々の能力を補うことから、日本語能力試験受験および日本留学試験受験を目指す学生のための受験対策まで、能力別に学力の向上を図ることを目的とする。

中級日本語文法概説A/B
中級レベル(日本語能力試験N3・N2レベルに相当)の機能語を中心に概説する。

上級日本語文法概説A/B
上級レベル(日本語能力試験N1レベルに相当)の機能語を中心に概説する。

【日本事情科目】

『日本事情科目』は、過去と現在の日本語と日本の事情全般の理解に役立つためのものです。入学者が一日も早く日本の生活に慣れ、日本語・日本文化を深く学び、日本語を使って有意義な大学生活が送れるように設置された科目です。また芸術・哲学・宗教・法律・政治・経済・歴史など幅広く日本の生活や社会について学ぶことができます。実習や見学を通して日本の伝統や文化を学ぶことは、日本を理解する上で大きく役立つ体験となります。なお、一部の科目は日本語以外の言語でも行われます。

【国際事情科目】
『国際事情科目』は、宗教・歴史・ビジネス・メディアなど多様な分野を国際的な観点からとらえた専門性の高い内容となっています。なお、一部の科目は日本語以外の言語でも行われます。

1年間で履修できる単位数

日本語・日本文化教育プログラムで提供する授業科目の単位数の基準は1週2時間、15週をもって1単位または2単位とします。
日本語・日本文化教育プログラム提供の科目から1年間で30単位 / 1学期間で15単位まで履修することができます。また、十分な日本語能力があると認められた場合に履修できる、学部・研究科が提供する科目の単位も、この中に含まれます。
また、週に最低7コマ以上(1コマ= 90分)の授業を受けることが、法律(※)で定められています。
(※)出入国管理及び難民認定法第7条第一項第二号の基準を定める省令